築舘塗装

雪国の住宅はカタログ通りにいかない??

弘前市で屋根塗装工事・外壁塗装工事を行っている築舘塗装 合同会社シェイドです。

外壁塗装や屋根塗装をご検討されているお客様から、
「この塗料、カタログに20年持つって書いてありました!」とご相談いただくことがあります。
もちろん、今の塗料の性能はとても素晴らしいです。
ですが、24年間ここ青森県弘前で現場に立ち続け、何百棟もの家をこの手で直してきたからこそ、確信していることがあります。
それは、「雪国の住宅は、カタログの数字通りにはいかない」ということです。
同じ塗料でも、お家の「一面」ごとに傷み方はまったく違う
カタログに書かれている「〇年耐久」という数字は、あくまで実験のデータです。
ですが、弘前のリアルな冬はそんなに甘くありません。
冬の間、ずっと雪が当たり続けて湿気る面
夏の強い紫外線が容赦なく降り注ぐ南面
屋根からの落雪で、外壁がすっぽり雪に埋まってしまう場所
無落雪屋根の樋、常に水が溜まる排水まわり


同じひとつの家であっても、方角や場所によって受けるダメージは10倍近く変わります。
そのため、「高級な高耐久塗料を塗ったから、これでもう安心!」という単純な話ではないケースが本当に多いです。
重要なのは「塗料の性能」よりも「塗る前の状態」
実際の現場で何より重要なのは、高級なペンキを塗ることではなく、「塗る前の下地をどこまで完璧に直せるか」です。
外壁同士のつなぎ目(コーキング)の内部が、実はボロボロに傷んでいる


雪の重みで、外壁自体に目に見えない「反り」が始まっている
屋根の鉄板の隙間から、すでに中へ水が回り始めている


木や鉄の下地自体が、湿気で弱ってフカフカになっている
この重大なSOSを見落としたまま、上からどんなに良い高級塗料を綺麗に塗ったとしても、数年後に中からまた不具合が再発してしまいます。表面だけを取り繕う塗装は、お施主様のためになりません。
現場経験による「判断力」こそが、家を長持ちさせる
だからこそ、雪国住宅の塗装には、高い技術力と「どれだけ過酷な現場をナマで経験してきたか」という判断力がすべてになります。


最近は、ネットの知識や短い経験だけで独立される若い方も増えています。それ自体は素晴らしい挑戦ですし、悪いことでは決してありません。
ただ、弘前の家は知識やカタログの文字だけでは判断しきれない、複雑な劣化のオンパレードです。


同じ塗料を使っていても、
「どこまで深く下地を見抜くか」
「どこをどう補修してからハケを握るか」
「どこに水が入りやすいか」
これを見極められるかどうかで、5年後、10年後の状態にウン百万円分の差がついてしまいます。
大きな金額がかかるリフォームだからこそ、後悔してほしくない
塗装は、ただお家を綺麗に塗り替えるだけの工事ではありません。
「いま、このお家のどこが一番弱っているのか」
「弘前の冬を越すとき、この先どう傷んでいく危険があるのか」
そこまでお施主様と一緒に先回りして考え、10年後も「この色、この仕上がりにしてみて本当に良かったね」と笑顔で過ごしていただくこと。それが、地元で生きる職人としての私たちのプライドです。