無落雪屋根、屋根は大丈夫でも「樋(トイ)」が危険なケースがあります。
更新:2026.08.03
弘前市の無落雪屋根では、雪解け水が流れる「樋(トイ)」部分に耐酸被覆鋼板が使用されている住宅を多く見かけます。

耐酸被覆鋼板は耐久性の高い材料ですが、永久に傷まないわけではありません。
長年の使用による劣化などによって表面の被膜が破れてしまうことがあります。
そして注意しなければならないのは、被膜の下は一般的な鋼板だということです。
そのため、一度被膜が破れてしまうと、その部分からサビが発生し、徐々に腐食が進行していきます。

特に無落雪屋根の樋部分は常に雪解け水が流れるため、サビの進行が早くなるケースもあります。
初期の段階では小さなサビでも、放置すると穴あきにつながり、最終的には雨漏りの原因になることもあります。

現地調査でも、
「屋根はまだ大丈夫だったのに、樋部分だけ穴が開いていた」
というケースは珍しくありません。
このような場合、本来であれば樋部分の交換をおすすめします。
ただし、ご予算の都合ですぐに交換が難しい場合には、サビ処理を行ったうえで塗装による延命処置をご提案することもあります。

しかし現在、耐酸被覆鋼板専用として確立された塗料はほとんどありません。
そのため代替塗料による施工となり、将来的な密着性や耐久性を保証することが難しいため、当社では保証対象外としてご案内しております。

私たちは屋根の状態を確認したうえで、交換が良いのか、塗装による延命が良いのかを正直にご説明いたします。
