サイディングの「直張り工法」と「通気工法」の違いとは?塗装だけで解決しないケースがあります
更新:2026.09.07
弘前市で屋根・外壁塗装を行っている築舘塗装(合同会社シェイド)です。
「外壁がボロボロになってきたから塗装しよう。」
そう思ってご相談いただくお客様は少なくありません。
しかし、現地調査をすると「塗装だけでは解決しない」と判断する住宅もあります。
その大きな理由の一つが、サイディングの施工方法です。
外壁には「直張り工法」と「通気工法」があり、この違いによって外壁の寿命や劣化の進み方が大きく変わることがあります。

直張り工法とは?
直張り工法とは、防水シートの上にサイディングを直接施工する工法です。
現在ではほとんど採用されていませんが、2000年頃以前に建てられた住宅では見られることがあります。
この工法は、サイディングと防水シートの間に通気層がないため、壁の中に入り込んだ湿気や結露を外へ逃がしにくいという特徴があります。
特に青森県のように雪が多く、湿気の多い地域では、壁の中にたまった水分が冬に凍結と融解を繰り返し、サイディングが膨らんだり、表面が剥がれたりする「凍害」の原因になることがあります。
通気工法とは?
現在の住宅の多くで採用されているのが通気工法です。
防水シートとサイディングの間に通気層を設けることで、壁の中に入り込んだ湿気を外へ排出できる構造になっています。
この通気層があることで、
・壁内結露を防ぐ
・木材の腐食を防ぐ
・サイディングを長持ちさせる
といったメリットがあります。

住宅を長く守るためには、とても重要な構造です。
ボロボロになったサイディングは塗装では直りません
凍害によって膨らんだサイディングや、表面がボロボロに剥がれてしまったサイディングは、塗装をしても元の状態には戻りません。
塗装は防水性を回復させる工事であり、傷んだ外壁を新しくする工事ではないからです。
そのため私たちは、劣化状況によってはサイディングの部分交換や板金補修をご提案することがあります。
もちろん塗装だけで十分な住宅もありますが、傷んだ外壁をそのまま塗装してしまうと、数年後に再び同じ場所が傷んでしまう可能性があります。
大切なのは「塗ること」ではなく「原因を見つけること」
私たちは現地調査で、「どの塗料を使うか」よりも先に、「なぜ外壁が傷んだのか」を確認しています。
・直張り工法なのか
・通気工法なのか
・雨水の侵入があるのか
・凍害による劣化なのか
原因を見極めなければ、本当に長持ちする工事はできません。
築舘塗装の考え方
築舘塗装は、「塗る会社」ではなく、「家を診断する会社」でありたいと考えています。
塗装が最適なのか、それともサイディング交換や板金工事が必要なのか。

建物の構造や劣化原因まで確認したうえで、お客様のお住まいに合ったご提案をしています。
外壁は見た目だけで判断できないことも多くあります。
「塗装で大丈夫かな?」と迷われた際は、ぜひ一度ご相談ください。
大切なお住まいを長く守るために、本当に必要な工事をご提案いたします。
